お知らせ・活動
和菓子のお話
記念碑
昨日は小杉一条店「家持まんじゅう蒸したて販売」の日。
寒い中、たくさんのお客様に御来店いただき
11時前には完売する事ができました。
この場で御礼申し上げます。
そして今日は富山市の美術倶楽部にて
林義牧派遠州流の副家元、磯野宗和先生による「義士忌茶会」
銘々菓子(上生菓子)総菓子(お干菓子)を使っていただきました。
お席に入られた方に喜んでいただけた事を祈っております。
さて、今回ご紹介するのは
和菓子職人になってから初めて「チョコレート」の配合を組んだ、
私の記念碑的なお菓子(笑)
「生チョコ餅」です。
周りは薄いお餅。
中には自家製生チョコが入っています。
関東での修行を終えて富山に帰ってきた当初は
洋素材を使う事に、物凄い抵抗があったのですが
前述の磯野先生から茶道や日本文化の歴史を伺ううちに、
外から入ってきたモノを愛でて、研究を重ね、熟成させ、
日本文化として取り込んでいく事の大切さを感じ始めました。
(もちろんお茶席菓子では、お抹茶の味を活かす事が大切なので
淡い風味の純粋な和菓子をご用意しています)
すでに長い間、私たちはチョコと接していますし
メーカーさんの陰謀?で(こんな書き方したら怒られますが、、;)
バレンタインデーにチョコを贈る、新しい文化が生まれています。
それならば和菓子屋でも「本気の自家製生チョコ」を
オリジナルレシピで仕込むのなら、
このお菓子も「有り」ではないかと考え
「お餅に合う生チョコ」をテーマに、8年前から製造を開始しました。
現在では生チョコのレシピも、お餅の配合も
数回のバージョンアップを経て
かなり理想に近いモノになっています。
この一見奇妙な組み合せは、
いやだなぁ〜こわいなぁ〜、、と抵抗感を持つ方もおられると思いますが
双方が美味しく調和するように研究してありますので
この冬、是非一度お試し下さい♪
(このお菓子も今月号のTaktさんで紹介していただきました。感謝!です。)
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