お知らせ・活動
和菓子のお話
2008.03.23
春の風
銘は「春風(はるかぜ)」
煉切製で桜の花びらが風に舞う様子を表したものです。
本日のケアハウス「ひかりの花苑」さんのお茶会で使っていただきました。
この桜は、修業時代に師匠に見せてもらった図案ですが
その頃は丁稚(でっち)の中でも駆け出しで、何がどうなって
こんな形、色のぼかしになるのか理解さえ出来ませんでした。
あれから数年(10年近く)。。。
今ではある程度、納得のいく仕上げが出来るようになりました。
私にとっては、とても思い入れの深い図案です。
和菓子屋を商う色々な場面で、師匠や奥さんに教わった事を思い出します。
製造だけにとどまらず、販売もみっちり教えていただきました。
お菓子を店頭に並べる時の心得、お客さんに対する姿勢、対面販売における要所。
もちろん和菓子作りにおいても
季節に応じた朝生菓子&上生菓子、味わいや食感をコントロールする素材選び
その素材が持つ風味の引き出し方、etc.etc…
書き出すとキリがありません。
今でも尊敬と感謝の思いでいっぱいです。
あの4年間の修行が無ければ、今の自分は存在しません。
電話をかけて師匠や奥さんと話す時は
緊張して、今でも1トーン声が上がってしまう自分がいます、、;
*県外実演イベントの告知をしたかったのですが
和菓子組合との絡みで来週に持ち越しさせていただきます。
すいません。。。
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