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引網香月堂

お知らせ・活動

和菓子のお話

2009.10.25

最近のお仕事

すごく絞り込めていないタイトルを付けましたが
「丹波大納言・第3章」は次回に譲り、
最近のお仕事をまとめて報告させていただきます。
このまま行くと、写真や内容が時期外れになっちゃいますので。。。

さて、まずはご案内です。
来週の29日から11月4日まで東京吉祥寺東急デパートの
「第1回 富山県の物産と観光展」にて、上生菓子の実演をいたします。
富山の菓匠として恥ずかしくない仕事を、皆さんにお見せしたいです。
お近くの方は是非、御来場下さい。
お待ちしております!

そして次の話題です。
今週の27日までの大和高岡店のイベントにて
当店人気のどら焼き「よりより」の黒糖バージョンを販売しています。

先週の水曜日から販売していましたが、うっかりupし忘れました、、、;
とほほ。。。

気を取り直して、最近調製したお菓子をご紹介。
まずは富山県芸術祭茶会で使っていただいた主菓子「錦秋」です。
素材は「こなし」製で、山の錦を表現した巻物です。
会場におられた先生から、お客様の評価が良かったと伺い安堵しました。
こなしは富山ではあまり馴染みの少ない素材。
私が修行した関東でもあまり使われませんが、個人的には好きな素材です。
良い物を御提案できて、とても嬉しいです。

今日のupは盛り沢山♪次も主菓子ですよ。
これは茶室開きのお目出度いお席で使っていただいた図案です。
初回お披露目では特別調製の物を御用意しましたが、今回は季節の物で、
と、ご指定をいただき、、、「訪れ」
霜月の丹頂を布巾絞りで仕上げました。
多くの方が訪れる、素敵なお茶室が末永く続く事を祈り調製しました。

そしてそして。
本日のお席。私に御指導下さる磯野宗和先生の
「名残の茶会」でお使いいただいた、お干菓子三種です。
主菓子は「金風」という秋の風を表した物でしたが写真はupしません。

左上から「木守」「訪れ」「小夜砧」
お席の後、ご連絡をいただき高く評価していただきました。
偶然外国人の方が会場のお茶室を見学に訪れ、
先生が招き入れられ、お茶とお菓子を召し上がって
日本文化のお話や和菓子のお話を広く楽しんでいかれたそうです。
懐の深い先生らしいエピソードで、お菓子を調製した者として嬉しくなってしまいます。
(突然の来訪者を大切なお席にお迎えするのは大変な事ですので。。。)

そしてそしてそして。。。。
今日は初めてお菓子を調製させていただくお客様のお席の日でした。
連絡はメールが主で、私の不手際から日程が厳しくなってしまい
お干菓子の図案は一任していただきました。

主菓子はご指定の「月うさぎ」
以前このブログにupした写真が、この方との御縁になりました。
終始、丁寧なメールをお客様からいただき感激しています。
十三夜と晩秋をイメージして「行く秋」「山づと」
秋の風に流れていく雲と、山からのお土産「栗」を表しました。
「行く秋」は瑞雲というメレンゲ素材で仕上げ、
「山づと」は栗きんとん餡を固めに煉り上げ、お干菓子用の羊羹でコーティング。
栗をお供えする十三夜の別称「栗名月」。
晩秋の流れいく雲の動き。
それらを「月うさぎ」と合わせてみました。

お席のご主人をされるお客様には喜んでいただけました。
あとは本日のお席にお集りになったお客様がご満足されたか、、
非常に気になるトコロです。。。

一気に最近の色々な出来事やお仕事をupしましたが
最後まで読んでいただいて、ありがとうございます。。。

和菓子屋の話・秋の特大号。終了です。。。おつかれさまでした〜

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