お知らせ・活動
和菓子のお話
2008.06.08
水無月
今回のお菓子は「水無月(みなづき)」です。
本蕨粉と葛粉を使った外郎風の生地に
丹波大納言の鹿の子豆をちらして蒸し上げ
三角形に切り出して「氷」を表しています。
その昔、冷凍庫の無い時代に冬の「氷」を貯蔵する
「氷室」というものがありました。
6月の終わりに、夏の暑さを無事に乗り切るためのお祓いをして
氷室を開き、一部の位の高い人達が氷を楽しんだそうです。
(当時、夏場の「氷」は大変な貴重品)
その故事にならって、この時期に「氷」を表すお菓子や
「氷室」と名前の付いたお菓子を作って、夏の健康を祈ります。
本格的な暑さが来る前に、皆様も
「夏越払(なごしのはらえ)*」を楽しんでみてはいかがでしょうか♪
*1年の折り返しにあたる6月末頃に半年の罪や穢れを祓い、
残り半年の健康と幸せをお祈りする神事です。
会員限定サイトのご案内
会員様限定の試作イベントや和菓子教室、先行予約販売などを実施していきます。
会員様のコミュニティも今後展開していく予定ですので、ぜひご登録ください!